ここすき(美雲・ギンヌメール編)
どうも、すくるど(@ITF_skuld or @skuld_kanakumo)です。暇だったのでブログを立てました。
多分これを読んでいる大半の人はマクロスΔを見てくれた人だと思うんですけど、一応。全体を通してのネタバレあり〼。
ワルキューレのエースボーカル。身長165cm。年齢や素性・経歴の一切が不明とされるミステリアスな美女。コンサート時の決め台詞は「歌は神秘」。歌声に含まれる生体フォールド波の力はメンバー随一。常人離れした身体能力をもっており、メンバーで唯一、飛行中のVFの上に設置したワイヤーを掴んで立つことができ、そのままヴァール化した相手の機体にとり付いて直接歌を聴かせたり、一切の装備なしで惑星ラグナの海中深く潜ったりする。公私ともに単独行動をとることが多く、パーティなどの場にも滅多に姿を見せない。プライベートではひとり全裸で瞑想に耽る様子も描かれる。フレイアを初対面時より高く評価し、ワルキューレ加入後は厳しい言葉をかけることが多いが、フレイア自身が「自分が歌う意味」を深く考えるようになるにつれ、期待と信頼を露わにすることが増える。(wiki調べ)
僕がここで話したいのは美雲さんの心境の変化。先程載せたwikiの最後にもある通り、本編序盤はフレイアに「何のために歌うのか」を問い続けるんですけど、肝心の美雲さんの歌う意味ってなんなんだろうって思ったのがこれを書こうと思ったきっかけです。
美雲さんは「銀河のすべてに歌を響かせる」とは言っているものの自分の「歌う意味」を述べていなかったと思うんですよね。それからストーリーが進み美雲さんの正体が分かります。そこで美雲さんが「私が誰であろうと関係ない。私はただ歌を歌うだけ。」(意訳)と一言。
そうして物語終盤、美雲さんは操られてウィンダミア側になってしまい、そこで
「これが私の歌う意味・・・」と発言します。
これらから推定されることは、初期の美雲さんは「歌いたい」という意思以外に明確なものを持っておらず、”たまたま”ワルキューレの一員となったことで、歌う”ついでに”人を救うというプロセスで活動していたのではないかということ。
例えば美雲さんがワルキューレのメンバーにならず初めからウィンダミア側だったら、歌う”ついでに”ヴァール化を促進していたのではないでしょうか。
ここで物語序盤を振り返ってみると、フレイアに対して「歌う意味」を問うていたことは自分への疑問、つまり「私は”歌いたい”という意思はあるけれど”何のために”歌うのかわからない。だからあなたの”歌う意味”を知りたい」という意味があの言葉に含まれていたように感じます。美雲さんはどこであろうと、どんな立場であろうと、歌えればそれでいいと考えていたんだと思います。
これらを考慮した上で最終話に美雲さんが
「あなた達と出会えたから・・・あなた達と・・・一緒に歌いたい!」
と、初めて「”ワルキューレ”として歌いたい」という自分の意志をはっきりと言ってワルキューレに戻ってきます。
ここで美雲さんがワルキューレを意識したのは16話でのフレイアの誕生日パーティーや自らが隔離されているときに助けに来ようとしてくれたこと、ウィンダミアでのマキレイとの食事などの事柄から”歌う”以外の意志が形成されたのではないかと。
マキレイとごはん食べるシーン。かわいい。
こうしてどこでもない、”ワルキューレ”として歌いたいと気づき成長しメンバーとも仲良くなっていくんだろうなあ・・・ってところで物語が終わってしまうのが残念でならない。最終決戦後の日常が見た過ぎる。
こうして最終決戦後の美雲さんが推しになりました。
~完~
終わりに
マクロスΔはストーリーがガバガバとかよく言われますけど、受け取る側が最大限頭を使えば補完はできます。斜に構えて見るとどの作品もつまらなく感じてしまうので、純粋な気持ちで作品を鑑賞したいですね。
そして遂に、劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレが2/9に公開されます。各位一緒に見に行きましょう。そして良さみを共有したい。